菅直人元総理は民主党の新執行部体制について、岡田克也代表の下「一応の挙党体制ができあがった」とし、布陣は「手堅い布陣だ」。国会論戦で「党の存在感高まる」と評した。
菅元総理は「幹事長は枝野幸男氏留任、代表選を争った細野豪志氏を政調会長に、長妻昭氏を代表代行に配置した。代表選で明らかになった安全保障政策をめぐる岡田、細野両氏の意見の違いも、細野氏が岡田代表の意見に従う前提で政調会長を受けたことで、一応の挙党体制が出来上がった」との認識を示した。
また、「国対委員長に高木義明氏、選挙対策委員長に玄葉光一郎氏、幹事長代理に福山哲郎、近藤昭一両氏」で「手堅い布陣だ」とした。
菅元総理は「通常国会召集(26日)も目前に迫り、日本人人質事件発生など、波乱の国会幕開けになる。新体制では代表、幹事長、政調会長いずれも論客ぞろい。岡田代表の下に意見を集約して論戦に臨めば民主党の存在感も高まるはずだ」と新執行部に期待を示している。(編集担当:森高龍二)