一部で持ち直しの動き 中小企業の業況

2012年07月04日 11:00

 中小企業の業況に一部持ち直しの動きがみられてきたことが中小企業基盤整備機構の4月期から6月期の中小企業景況調査で分かった。中小企業庁の発表によると、業況判断DIは前期(1月から3月)に比べマイナス幅は2.5ポイント改善し、▲21.7となった。

 調査では製造業4500社、建設業2346社、卸売業1136社、小売業4571社、サービス業5741社の1万8294社から有効回答を得て分析している。

 それによると資金繰りDIも前期に比べ1.7ポイント改善し▲18.5となった。長期資金借入難易度DIも0.6ポイント改善し▲10.2となった。

 また、7月から9月についても業況判断DIは今期に比べ1.2ポイントさらに改善し▲20.5になる見通し。(編集担当:森高龍二)