就職活動でSNSを利用する学生が増えている。数あるSNSのなかでもtwitterをその情報源とする学生が最も多いことがわかった。
2015年卒学生に対して「就職活動でSNSを活用していますか?」のたずねたところ、「はい」が44.1%。「いいえ」は55.9%となった。2014年卒学生と比べると、「はい」が9.6ポイント上昇した。
「活用している」答えた人に対し、「就職活動で活用しているSNSは何ですか?」とたずねたところ、最も多かったのが「twitter(71.2%)」。ついで「Facebook(56.2%)」「LINE(22.1%)」「Google+(5.0%)」となった。2014年卒学生と比べると、twitterがマイナス5.8ポイント、Facebookがマイナス1.8ポイント、LINEがプラス6.6ポイント、Google+がプラス4.6ポイントとなっている。
「SNSで収集したい就職活動の情報は何ですか?」の問いに対して、最多は「エントリーシート対策情報(42.6%)」。ついで「面接対策情報(42.6%)」「人事のホンネ話(36.7%)」「時事・一般常識テスト対策情報(32.8%)」「イベント(合同企業セミナー)情報(31.3%)」「企業セミナー(30.5%)」「新着企業情報(28.8%)」「自己分析対策情報(27.1%)」「おすすめ企業情報(24.4%)」となった。
2014年卒学生と比べるとすべての項目が増加しているが、なかでも「新着企業情報」がプラス21.7ポイント、「おすすめ企業情報」がプラス10.8ポイント、「自己分析対策情報」がプラス10ポイントと際立って伸びており、面接対策や人事のホンネ話といったクローズドの情報よりも、よりオープンで正確性の高い情報を求める学生が増えていることがうかがえる結果となった。
いまやtwitterやFacebookといったSNSは学生の生活に深く溶け込んでいる。就活の際にも最大限に利用する動きは今後も増えると考えられるし、情報を提供する企業側もSNSでの広告や周知により力を入れるようになると思われる。就職活動調査対象はあさがくナビ2016登録会員。有効回答数:622件。調査は株式会社学情による。(編集担当:堺不二子)