北朝鮮ミサイル 発射すれば10分で到達

2015年08月06日 08:35

中谷元防衛大臣は5日の参院安保特別委員会で、社民党の又市征治幹事長から安保法案を必要とする安全保障環境の変化の根拠を質され「科学技術の変化が目覚ましく、北朝鮮は日本の大半を射程にいれる弾道ミサイルを数百発持っており、発射されれば、わずか10分で到達する。加えて、3回の核実験を繰り返しているので、ミサイルに搭載できる核の開発も進んでいる」と筆頭に、北朝鮮の脅威をあげた。

 また「中国公船による領海侵犯が繰り返されている。東シナ海、南シナ海の状況。特に、南シナ海においては大規模かつ急速な埋め立て、施設建設が進んでいる」とした。

 また、中国国防費は「ほぼ二ケタの伸びを25年間、続けている」とし、国際テロなどもあげたうえで、もはや一国のみで自国を守るというのは厳しくなってきた」とした。又市幹事長は「日本も経済成長期には軍事費が拡大している。今の話だと、軍拡競争になってしまう」と指摘した。(編集担当:森高龍二)