昨年、一昨年と一言一句同じ 官房長官談話

2015年08月14日 09:26

 菅義偉官房長官は14日、終戦記念日を控え、談話を発表した。官房長官の談話は昨年、一昨年に発表した談話と「一言一句、変わらなかった」。全国戦没者追悼式に合わせ、15日正午に戦没者をしのび、心からの黙とうを切望するという内容。

 談話で菅官房長官は「あす8月15日は戦没者を追悼し平和を祈念する日」と伝え、「明日正午に国民一人ひとりが、それぞれの場所において、戦没者をしのび、心から黙とうを捧げられるよう切望いたします」としている。

 また政府が日本武道館で天皇皇后両陛下ご臨席の下、「先の大戦における3百万余の戦没者のため、全国戦没者追悼式を挙行いたします」と伝えた。

 そのうえで「この式典を政府が主催する趣旨は、今日の我が国の平和と繁栄の陰に、先の大戦において祖国を思い、家族を案じつつ、戦禍に倒れた戦没者の方々の尊い犠牲があったことに思いを致し、全国民が深く追悼の誠を捧げるとともに、恒久平和の確立への誓いを新たにしようとするものであります」と式典の趣旨を伝えている。談話がなぜ全く同じ文言になっているかは不明。(編集担当:森高龍二)