合板など用材需要増える 自給率も0.6%増加

2012年06月21日 11:00

 林野庁は平成23年の製材品や合板、パルプ・チップなどに用いられる木材(用材)の総需要量をまとめた。それによると、総需要量は7272万5000立方メートルとなり、前年より3.5%増加していた。

 特に国内生産量は1936万7000立方メートルとなり、前年より6.2%の伸びになった。輸入量は5335万8000立法メートルと2.6%の伸びだった。この結果、用材の自給率は26.6%と前年より0.6ポイント上昇した。

 林野庁は用材の需要増加の要因について「木造住宅の新設着工戸数の増加などをあげ、前年に比べて製材用材が125万5000立方メートル、合板用材が100万7000立方メートル増加したこと」などをあげた。(編集担当:森高龍二)