生活の党の小沢一郎代表は15日、戦後70年の今年こそ「国民1人1人が民主主義を身に付ける年にしなければならない」との談話を発表した。
小沢代表は「今の社会構造が5.15事件や2.26事件が起きたを当時と非常に似てきている」と特に所得格差が社会構造化しつつあることに危惧を示し、「現在はまだ非正規社員でも何とか食べていけますが、ひとたび世界規模の経済恐慌に襲われたら、国民は相当混乱に陥るはず」と、民主主義が根付いていなければ、国民は極端な行動に走る危険性もあると提起した。
小沢代表は「日本人が自立していて、本当の民主主義がきちんと根付いていれば、困難な状況においても皆で知恵を出し合って何とか解決していく方策を思いつくだろう」とし、逆に「民主主義の土壌がなければ5.15事件や2.26事件の時のように『今の政党政治はだめ』『民主主義は無力』ということで、国民が極端な行動に走ることもあるかもしれません」と警戒した。
小沢代表は「私は特に最近、1日も早く民主主義が根付いた日本にしなければ危ないと強い危機感を抱いている」と現況の政治の流れに危機感を示した。(編集担当:森高龍二)