ガソリン価格、7週連続値下がり。原油安が影響

2015年08月28日 07:18

画・長期化する原油価格低下 日本を含めた世界各国への影響は?

石油情報センターが26日、24日時点での石油価格調査を発表。それによれば、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均小売価格は136円70銭であり、前回調査の17日時点よりも1円50銭安かった

 資源エネルギー庁から調査を委託されている石油情報センターが26日、24日時点での石油価格調査を発表。それによれば、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均小売価格は136円70銭であり、前回調査の17日時点よりも1円50銭安かった。こうしてガソリン価格が値下がりするのは、これで7週連続のこととなる。中国経済の減速などを背景に世界的に原油価格が下落傾向にあることを受けて、石油元売り会社が卸売価格を引き下げたことが影響したものとみられている。価格の水準は今年2月以来、半年ぶりの安値水準で、前年の同時期と比較すると価格は2割程度値下がりしている。そして調査を担当した石油情報センターは、今後も小幅な値下がり続くのではないかと予測している。

 今回の調査結果を都道府県別に見てみると、最もガソリン価格が高かったのは高知県で、前回の調査結果の147円50銭から1円90銭値下がりして145円60銭という結果であった。その次に高かったのが長崎県で、前回の調査結果である146円30円から1円10銭値下がりして145円20銭、次いで香川県が前回の調査結果である145円80銭から70銭値下がりして145円10銭であった。2週連続で全47都道府県で値下がりした。そして最も値下げ幅が大きかったのが北海道で、3円値下がりした。次いで大きかったのが愛媛県で2円70銭の値下がり、次いで岡山県が2円50銭の値下がりだった。最も値下がり幅が小さかったのは沖縄県で、30銭の値下がりだった。

 そのほか、ハイオク1リットルあたりの全国平均小売価格は、前週の調査結果である149円10銭から1円50銭値下がりして147円60銭という結果であった。これで7週連続での値下がりとなる。軽油1リットルあたりの全国平均小売価格は前週の調査結果である117円30銭から1円50銭値下がりして115円80銭であり、これで6週連続の値下がりとなった。灯油18リットルあたりの店頭価格は、前週の調査結果である1496円から17円値下がりして1479円であり、こちらも7週連続での値下がりとなった。(編集担当:滝川幸平)