日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、1日に8月の国内新車販売台数(軽自動車を含む)を発表し、8ヶ月連続で前年割れの前年同月比1.9%ダウンの32万7049台という結果であったことがわかったが、4日には8月の車名別国内新車販売台数を発表。それによれば、首位はトヨタ自動車<7203>のハイブリッド車(HV)「アクア」で、前年同月比14.8%ダウンの1万2390台という結果であった。こうして「アクア」が首位を獲得するのは、これで5ヶ月連続のこととなる。また今年の4月に軽自動車税が増税されたが、車名別国内新車販売台数では健闘し上位10車種のうち、軽自動車が6車種を占めた。特に燃費のいい低価格の車が人気であった。
8月の車名別国内新車販売台数の1位から10位までを見てみると、1位はトヨタ自動車のハイブリッド車「アクア」で、前年同月比14.8%ダウンの1万2390台。2位はホンダ<7267>の軽自動車「N-BOX」っで、前年同月比2.6%アップの1万394台。3位はダイハツ工業<7262>の軽自動車「タント」で、前年同月比14.9%ダウンの1万189台。4位は日産自動車<7201>の軽自動車「デイズ」で、前年同月比10.2%ダウンの9225台。5位はトヨタ自動車のHVとガソリン車「シエンタ」で、前年同月と比べて8.2倍の7736台。6位はトヨタ自動車のHVとガソリン車「カローラ」で、前年同月比16.0%アップの7715台。7位はスズキ<7269>の軽自動車「ワゴンR」で、前年同月比28.0%ダウンの7619台。8位はスズキの軽自動車「アルト」で、前年同月比13.9%アップの7509台。9位はダイハツ 工業の軽自動車「ムーヴ」で、前年同月比25.1%アップの7369台。10位はホンダのHVとガソリン車「フィット」で、前年同月比49.4%ダウンの6765台という結果であった。
2~4位を軽自動車が占め、ホンダの「N-BOX」は前回の3位から1つ上がって今回2位となった。また7月に全面改良し、HVモデルも取り揃えたトヨタ自動車の「シエンタ」は、前年同月の8.2倍を販売し5位となり、上位10社入りをはたした。ただしモデル末期のHV「プリウス」はランク外に転落。新型車効果が顕著になっている。(編集担当:滝川幸平)