国会が終盤を迎える中、自民党の谷垣禎一幹事長は安保法案の扱いについて「参議院で正々堂々と結論を出して頂くことが非常に大事だ」と改めて、参議院での採決を求めた。谷垣幹事長は、60日ルールでの採決になれば、その後、参議院の存在意義が問われかねないと懸念を示した。
谷垣幹事長は「今、参議院で一生懸命努力して頂いている。何でもそうですが、ギリギリまで来ますと不測のことが起きるというのは、起こさないようにしなければいけないのですが、常に考えておかなければいけません。それと、参議院できちんと判断をして頂くことが大事」とした。
谷垣幹事長は「60日ルールというようなことが今までも云々されてきたが、やはりそういう議論になると、参議院の存在というような議論も出かねない。ですから、ギリギリ切羽詰まってということではなく、参議院で正々堂々と結論を出して頂くことが非常に大事」と強調した。また労働者派遣法改正案の成立も「実務に影響が出てくる」などとして非常に大事とした。(編集担当:森高龍二)