総理は独裁を始めようとする人 枝野氏が危険視

2015年09月10日 20:40

 民主党の枝野幸男幹事長は違憲の疑いの強い安保法案を16日にも採決し、成立させようとしている安倍晋三総理とこれを支える閣僚、与党の姿勢を強く批判。安倍総理を「独裁を始めようとする人」と危険視した。

 枝野幹事長は都内での安保法案反対の集会であいさつし、雨の中、終結した人らに敬意を表したうえで「これは主権者と独裁を始めようとする人との戦いだ。国会の内・外は関係ない。あらゆる立場を乗り越え、立憲主義と民主主義を守るために暴力を伴わないあらゆる手法で戦っていこう」と訴えた。

 また、枝野幹事長は「政府・与党は内容において立憲主義を破壊し、手法において民意を無視する、民主主義を否定するような動きになっている」と断言。「これを全力で止めるのが国会で議席を預かる者の責任だと痛感している」とし、国会議員として、これを阻止するために全力を尽くすと決意を示した。

 集会には日本共産党の山下芳生書記局長、社民党の福島みずほ副党首、生活の党の玉城デニー幹事長らも参加し、違憲法案は廃案しかないとアピールした。(編集担当:森高龍二)