自民党の高村正彦副総裁は13日夜のNHK番組で、安保法案に反対する野党がどんな手段を使ってでも廃案にすると言っていることを踏まえた日程で法案採決し「今国会で成立させたいと思っている」と強い決意をみせた。
高村副総裁は「あらゆる手段で廃案に追い込むと言っているが、あらゆる手段って何だろうなと思っている。かつてやったことのある牛歩くらいはやるのかな、やらないのかなと思っている」とし「安保法案は国民の命と暮らしを守るために絶対に必要な法案だと思うので、今国会で成立させたい」と語った。
また、公明党の北側一雄副代表も法案成立に意欲を示した。北側副代表は公明党の支持母体でもある創価学会からも安保法案反対の声が出ていることに「創価学会の会員の支持者の中にもいろんなご意見はあると思う」としたうえで「我が党としては今の安全保障環境の厳しさを考えると今回の安全保障法制は必要だと自信を持って考えている」と断言した。
また北側副代表は「3党(日本を元気にする会、新党改革、次世代の党)と協議している『国会関与の強化』は非常に大事だと思っている。民主的統制という事も大事だが、国会も自衛隊の派遣に責任を持つことは大事だと思うので、しっかり論議させて頂きたい」と国会関与強化での合意点を探る考えを強調した。3党協議は14日も行われる。(編集担当:森高龍二)