SEALDSsの奥田さんら公聴会で意見陳述

2015年09月15日 11:56

安保法案の採決まで大詰めを迎える国会審議。15日は午後1時から参院安保特別委員会での中央公聴会が開かれ、安保法案に反対しているSEALDSsの奥田愛基さん(明治学院大学学生)、弁護士で元最高裁判事の濱田邦夫さん、坂元一哉阪大大学院教授ら6人が公述人として意見陳述。午後2時半頃から与野党の議員が意見陳述人に対して質疑する。

 社民党の福島みずほ副党首は「シールズの奥田さんには若い人たちの反対の声を国会議員に伝えてほしい」と期待した。また自らは「16日、横浜で開かれる地方公聴会で質問するが、日程はそこまでしか決まっていない。今はまだ、採決などする状況ではない」としている。

 公述人に対する質疑では自民党の上月良祐議員、民主党の蓮舫議員、公明党の平木大作議員、維新の川田龍平議員、日本共産党の井上哲士議員、元気にする会の山田太郎議員、次世代の和田政宗議員、無所属クラブの水野賢一議員、社民党の又市征治議員、生活の主濱了議員、改革の荒井広幸議員が各自15分の持ち時間で質問する。

 公聴会は公述人の意見を聴き、政策に反映させるためのもので、安保法案採決のための手続きで終わらせては、公聴会そのものの意味を否定することになる。16日の地方公聴会も含め、公聴会を終えたので、法案採決に持ち込むという形式論での暴挙は政府・与党に避ける賢明さが求められている。(編集担当:森高龍二)