安保法案採決の瞬間、NHKは生放送をと要望 山本太郎共同代表

2015年09月14日 10:57

 生活の党の山本太郎共同代表は13日夜のNHK番組中に公共放送として、安保法案採決の瞬間をNHKが生放送するよう要望した。

 山本共同代表は「大きな問題のひとつは強行採決。衆院で強行採決されたが参院でも強行採決されると思う。強行採決は民主主義とは真逆。暴挙ですよね」と与党をけん制。

 そのうえで、こうした暴挙ができるのは第3者の目がないからだとし「NHKは公共放送として、第3者の目としての役割を放棄しないで頂きたい」と要望。

 山本共同代表は「生中継が入るというと強行採決はできない。有権者にそんなところを見せられないでしょ。有権者への裏切り行為、その瞬間を生中継しないなら公共放送を名乗る資格はないと思う。参院安保特別委員会での採決、くれぐれも生中継をお願いします」と強く要望した。司会者は「様々なご意見ありがとうございます」と答え、進行した。

 社会民主党の吉田忠智党首は「安保法案は違憲の上に欠陥法案で、廃案しかない」と訴えた。吉田党首は「衆参での国会議論を聞いているが、はぐらかし、ごまかし、開き直り、特に安倍総理の答弁が一番ひどい」と問題視。「国民の疑念にまったく答えていない」とした。

 吉田党首は「憲法違反の法案で、欠陥法案だからこそ、全国津々浦々で反対の声が広がり、自民党の地方議員からも、創価学会関係者からも反対の声があがっている。今こそ踏みとどまって、もう一回出直して考えるべき。廃案しかない」と与党に求めた。(編集担当:森高龍二)