自民党の谷垣禎一幹事長は15日の政府・与党協議会後の記者会見で、菅義偉官房長官から労働者派遣法改正案を成立させることができたことへのお礼と安保法案成立に向けたお願いがあったと紹介。合わせて、普天間飛行場の代替施設の名護市辺野古への建設を再開させたこと、普天間飛行場の危険除去のために努力していく旨が語られたとした。
また、谷垣幹事長は党役員連絡会後の記者会見では「高村正彦副総裁からの挨拶で、平和安全法制の修正協議について、今朝、維新の党と協議した。理解は進んだが越えられない一線もある」との話があったほか「夕方から元気にする会、新党改革、次世代の3党との協議がある。一致していない点が残っているが、全体の審議に資するような合意を得たいということだった」と語った。
谷垣幹事長は役員会で「高村副総裁ご報告のように修正協議も行われているが、今週の採決・成立に向け、いよいよ大詰めですので、政府・与党結束して緊張感を持って臨んでいきたいと申しあげた」と今週の成立を目指す考えを改めて明確にした。(編集担当:森高龍二)