民主党の枝野幸男幹事長は18日夜、衆院で内閣不信任案が否決されたことを受けて「選挙で議会構成を変えなければならないという思いを改めて強くした」と安倍政権の暴走を止められない国会議席数の図式を変える、政権奪還への決意を滲ませた。
枝野幹事長は「不信任案が否決されたことは残念だが、選挙の結果で作られている議会の中の構成ではこういう結果になる」と当然、否決されることは分かっているものの、『安保法制を許さない』『立憲主義の破壊を許さない』という国民の輪を広げていけるよう国会の中で出来ることに努力していきたい」とした。
枝野幹事長は2時間近い不信任決議案の趣旨説明について記者団から、その思いを聞かれ「1人でも多くの方に、今の安倍内閣が間違っているかということを聞いて頂いて賛成票を投じてくれる議員が増えないか、という思い。国会の外で思いを持って声を挙げて頂いている皆さんが出来ないことを国会の中でやらせてい頂いているので、すべての思いを100%代弁できるわけではないが、そうした思いの重みを感じながら話した」とした。
枝野幹事長は「中身のある話の中で(同時に)いかに(採決への時を)遅らせるか、総合判断で(1時間45分の)趣旨説明になった。全体はアドリブです。言わなければならないことは訴えることができたと思う」と語った。(編集担当:森高龍二)