集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回し、戦争法(安保法)を廃止、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどすとの一点で共同し、戦争法廃止へ「国民連合政府」を樹立しようと、先の安保法案に共同して反対してきた野党に呼びかけている日本共産党の志位和夫代表は、来夏の参院選挙、何時実施されてもいいように衆院選挙も踏まえた選挙協力態勢での実効を目指した党首会談などを進めている。
すべての政党・団体・個人が、思想・信条の違い、政治的立場の違いを乗り越えて力をあわせ、安倍自公政権を退場させ、立憲主義・民主主義・平和主義を貫く新しい政治をつくろう、というもので、志位委員長は生活の党・小沢一郎代表と会談し、国民連合政府について説明したとツイッターで発信。
説明について「小沢代表は『従来の方針を大転換した共産党の決断を高く評価する』『手を携え選挙に勝ち、政権を打ち立てるという目標に向かって、自分も努力したい』。」との返答を紹介。「両党が全面的に合意に至ったことは、本当に嬉しい」と大同団結への手応えを伝えた。
また、社会民主党の吉田忠智党首とも会談。「吉田党首からは『たいへん大胆で踏み込んだ提案を頂いた。前向きに受け止め、積極的な選挙協力が出来るよう、しっかり議論を進めていきたい』『さまざまな困難はあろうが、連立政権の方向性も賛同する』との返答を得た」旨、発信している。
吉田党首も、自身のツイッターで「野党が踏み込んだ選挙協力を行い、憲法違反の戦争法を廃止し、安倍政権を打倒しろという多くの国民の声をしっかり受け止め努力する決意」と呼び掛けに呼応する内容を発信した。
野党第1党の民主党・岡田克也代表も、共産党との連立政権はハードルがかなり高いとしながらも、選挙協力の必要では認識を共有し、話し合いをしていく姿勢を示している。(編集担当:森高龍二)