脅迫事件で大学が警察に相談、安全配慮も

2015年10月01日 07:41

 安保法案に反対を訴えてきたシールズの奥田愛基さんに対し、愛基さんや家族を殺すとの脅迫状が奥田さんの在籍する大学に送られてきたことについて、明治学院大学は「本学学生を脅迫する行為は、言論に自由に対して許しがたいことと認識している」とのコメントを30日までに出した。

 明治学院大学は「大学からも最寄りの警察署に届け、相談している」とし「今後も大学として、しかるべき対応をし、学生と教職員の安全に配慮する」とした。

 この問題については、民主党の細野豪志政調会長も記者会見で、捜査当局は「きちんと捜査すべき」と迅速、的確な対応をすることを求めた。

 また「政権の側からも何らかのメッセージが出てくることが望ましい。われわれ、政治に携わる人間がこうしたことは許さないということを明確にメッセージとして出すべき」と政府にも対応を求めた。

 民主的活動が、殺害するなどの脅迫行為で威圧されたりすることは絶対許されない。捜査当局は犯人検挙へ迅速対応することが求められる。(編集担当:森高龍二)