民主党の蓮舫代表代行は9日午後の記者会見で、1億総活躍大臣について「1億総活躍とは、戦前を思い出すような『全体主義的なキャッチコピー』だが、その前に『女性活躍』はどこに行ったのか」と実効性が分からないとの批判もでている新たな大臣について、酷評した。
そのうえで、蓮舫代表代行は「今回の担当大臣が女性活躍を兼任しているそうだが、前回キャッチコピーにして結果が出ないものの上に、新しいものを載せている。女性を馬鹿にしているし、女性が活躍できないのに1億全員が活躍できるとは思わない」と批判した。
また、安保法制について自衛隊の海外派遣での国会の事前承認など「国会では数がなければ無力。やはり、今、力を注ぐべきは来年夏の参院議員選挙であり、国民の声をしっかり受け止め、議席をいただくことによって歯止めをかけると訴えたい」と国政選挙での議席増を図らなければ成果が出せないことを訴え、支持を増やしていくほかない旨をうかがわせた。
また、蓮舫代表代行は「安保法制で積み残した課題は今後の質疑でも取り上げていく」考えだとした。(編集担当:森高龍二)