第44回東京モーターショー、SUBARUブースで注目は、次期インプレッサ5ドアのスタディモデル

2015年10月13日 07:46

Subaru IMPREZA

「テンロク4WD・5ドアHB」という国産車としては独特なポジショニングで人気のスバル・インプレッサ、来年登場の新型がモーターショーに出品となる

 富士重工業は、東京・ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」(プレスデー:10月28日~29日/一般公開日:10月30日~11月8日)において、世界初公開となる2種類のコンセプトカーや10月28日のプレスデー当日に発表予定の市販モデル4車種を含む10台のモデルを出展する。

 今回のブーステーマは、「New SUBARU Story」とする。スバルは安心で愉しいクルマを提供しつつ、ユーザーのアクティブな世界が広がり、人生の新たなストーリーがスタートするきっかけとなることを目指したテーマだ。ブースでは、スバルが提供する安心で愉しい世界観を5つの大型スクリーンを活用した劇場型ブース「SUBARU Life Theater」にて紹介する。

 出展車両は、自動運転機能などの先進安全技術の搭載により、スバルの将来ビジョンを具現化した「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT(スバル ヴィジヴ フューチャー コンセプト)」と次期インプレッサのデザイン・スタディモデルである「IMPREZA 5-DOOR CONCEPT(インプレッサ5ドア・コンセプト)」の2台のコンセプトモデルをワールドプレミアする。

 プレスブリーフィングは、10月28日(水)プレスデーの13:45から。当日の模様は「SUBARU-USTREAM」にて配信する。

 2台のコンセプトモデルの「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT」は、明らかに次世代フォレスターのスタディモデルで、インプレッサはほぼ来年登場する新型のデザインを提示するものだろう。現行インプレッサは2011年に登場した3代目。来年、新型にスイッチしてもおかしくない次期になっている。

 新型インプレッサ5ドアHBは、スバルらしいデザイン表現として新世代モデルへ本格採用していく「DYNAMIC(躍動感)とSOLID(塊感)」を核とする。スバルデザインに欠かせないドライビングへの期待感を高めるスポーティ感や先進性、安心感を高める機能価値を凝縮し、クラスを超えた価値を表現してデザインとしたという。現行インプレッサHBのデザインも日本車には無い独特の造形で、まったく古さを感じさせない。が、東京モーターショーでベールを脱ぐ、次期インプレッサに期待が高まる。

 また、スバルではプレスデーに発売する予定の「WRX S4 SporVita」も同日ステージで紹介する予定。SporVita(スポルヴィータ)の名称は、イタリア語のSportiva(スポーツ)とVita(人生)を組み合わせ、「スバル車のスポーツ性能とこだわり抜いた上質な室内空間によってドライバーのカーライフをより豊かに彩っていく」という意味を込めた。

 日本車としては国内初採用となるイタリア老舗革メーカーMario Levi(マリオレヴィ)社とのコラボした専用本革シート採用。トリム・インパネ加飾などの変更によるトータルコーディネートにより、上質でエモーショナルな室内空間を実現した。また、WRX S4のスポーツ性能をより高める245/40R18ハイパフォーマンスタイヤやアイサイトとの組み合わせによって、より高次元な安全性能を提供するアドバンスドセイフティパッケージも標準装備するなど、WRX S4の個性を高めた大人のスポーツセダンに相応しい仕様のモデルとなっているという。(編集担当:吉田恒)