積水化学、耐震・省エネ・健康に配慮した鉄骨系住宅「Newパルフェ」発売

2012年06月12日 11:00

 積水化学工業住宅カンパニーが、鉄骨系住宅「Newパルフェ」を発売すると発表。今年4月に販売を開始した「進・スマートハイム」に、耐震仕様の強化や節電・節水メニューの強化を施した住宅となっている。

 「進・スマートハイム」とは、大容量ソーラー+HEMS「スマートハイム・ナビ」+定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」の3点セットを搭載した住宅のこと。新商品「Newパルフェ」は、この「進・スマートハイム」仕様に加えて、耐震仕様の強化のほか、節電や節水メニューも強化して家計の負担をより軽減。さらに独自の全室空調により家全体で温度差が少なく健康的な空間を提案し、プライバシー配慮のための高性能遮音床を用意するなど、二世帯住宅を含む建て替えの多様なニーズに対応しているという。また「新レジデンスタイル」によるメンテナンス性に優れながら洗練された外観、新しい屋上空間の導入など、魅力・快適空間の導入も特徴だ。

 耐震仕様に関しては、引き戸や収納扉、サッシなどを強化。震度7クラスの実大耐震実験を行い、構造体の安全性だけでなく、室内の安全性も確認しているという。また、「進・スマートハイム」仕様に加え、より高い節電・節水効果を有する最新省エネ仕様を採用。省エネ性が高い温水暖房便座や浴槽保温フタ、LED照明で節電効果を高めるほか、必要洗浄水量の少ない便器やキッチン・洗面の自動水栓化など細やかな節水配慮を行い、水道代まで含めた光熱費ゼロを目指している。

 矢野経済研究所によると、2011年度のスマートハウス関連主要設備機器の市場規模は6343億円であったものが、2020年度には2010年度比236.7%に拡大すると予測されている。この数字を裏付けるように住宅メーカー各社がスマートハウスを販売している。しかし、節水メニューまで充実した商品は少ないのではないだろうか。今後、スマートハウスがスタンダードになるにつれ、他メーカーとの差別化のためにも様々な付加価値を搭載した住宅が登場するであろう。どういった商品が登場するか、注視し見てみるのもよいのではないだろうか。