先月25日に、Appleから発売された新型iPhone(iPhone 6s・iPhone 6s Plus)。当初は「それほど大きなモデルチェンジはない」との見方もあったが、かなりの人気らしい。マーケティングリサーチのMMD研究所が今年10月初旬、docomo、au、SoftBankのキャリア利用者それぞれ1000人を対象に、「iPhone 6s・iPhone 6s Plus」の購入状況や購入意向を調べたところ、発売後約1週間で9.7%が購入しており、うち8割が満足していることがわかった。
docomo、au、SoftBankの利用者、各1000人のうち、発売後すぐに新型iPhoneを購入したのは9.7%。男女割合は男性59.7%、女性40.3%で、男性の方が多い。購入のメインは「iPhone 6s」で6.8%、「iPhone 6s Plus」は2.9%と少数派だった。ちなみに購入キャリアは、docomoが30.4%、auが29.4%、SoftBankが35.5%、SIMフリーが4.8%で、SoftBankがやや優勢だ。購入していない人を対象に「どのキャリアからiPhone 6s・6s Plusを購入したいか」尋ねた結果でも、「SoftBankから購入したい」人が31.3%と最も多くなっている。
購入者に新型iPhoneへの満足度を聞いたところ、「満足」(51.5%)、「やや満足」(32.1%)を合わせて、83.6%が「iPhone 6s・6s Plusに満足している」と答えた。一方、「どちらともいえない」は14.3%、「やや不満・不満」はほとんどいなかった。
満足している項目についていくつでも答えてもらったところ、「Touch ID(指紋認証センサー)の高速化」が46.8%と最も多く、次いで「アウトカメラの画質向上」が42.3%、「インカメラの画質向上」が31.7%、「4K動画撮影対応」が30.7%だった。プライバシー性の向上が最も高評価を得ているものの、2位以下は画質の向上が占めている。スマホをデジカメ代わりに使う人にとって、特に画質の向上が歓迎されているようだ。
購入した端末カラーについて答えてもらったところ、最多は「シルバー」で35.5%を占めた。次いで新しいカラーの「ローズゴールド」が26.6%、「ゴールド」が21.2%となっている。男女別で人気カラーを見てみると、男性はシルバーの購入が最も多く38.9%、女性はローズゴールドが32.2%で最も人気が高く、ハッキリと差がついた。
購入した新型iPhoneの「端末容量」で最も多かったのは、「64GB」(45.1%)。ついで「16GB」が28.7%、「128GB」が26.3%と、約半数が「64GB」を購入していることもわかった。毎年秋になると「iPhone祭り」が始まるとの報道もあったが、来期はどんな「祭り」が待っているだろうか。(編集担当:北条かや)