沖縄県名護市辺野古への普天間基地代替施設建設を巡り、法廷闘争にまで国と沖縄県とに対立が生じているが、普天間基地のある宜野湾市の市長選挙が、その後の両者の立ち位置に大きな影響を与えるだけに、国政なみに注目されている。
宜野湾市長選挙は今月17日告示、24日投票、即日開票される。これまでに自民・公明推薦の現職と名護市辺野古への代替施設建設に断固反対するとしている翁長雄志沖縄県知事らが支援する新人が立候補を表明している。
翁長知事は記者会見で「宜野湾(市長選)で勝って、しっかりとした民意という形でやっていきたいと思う。ここで万が一(敗れる)ということがあると、(政府は)過去の選挙のものは一切民意とは関係なく、ここだけの民意という話になる」と、この選挙の重さを語った。
また、普天間飛行場跡地にディス二―リゾート関連施設の誘致が出てきたことには、宜野湾市から出た話なのかもよく分からないので、この辺のところを聞くなどして判断する考えを示している。(編集担当:森高龍二)