中谷元防衛大臣は２５日夕、普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に建設を進めるため行っている辺野古沖埋め立てに対し、沖縄県が阻止するため提訴したことに「訴訟を起こしたということは報道で承知致している。防衛省しては一昨年末の仲井眞前知事による辺野古沖埋め立て承認について何ら瑕疵がなく、翁長知事の埋め立て承認取り消しは違法と考えている」と語り「法律に従いつつ、住民の皆様の環境への影響や関係者の状況などを見ながら作業は進めていきたいと思っている」と予定通り作業を継続する考えを強調した。
中谷防衛大臣は「我々の作業は一日も早く普天間基地の抱える危険性、住民の皆様の不安を除去するために計画的に行っているもの」と改めて強調。
そのうえで「この工事の埋め立て手続というのは、時間をかけて沖縄県と話し合いをして、一つ一つ、指摘に対して修正を加えるなどして、十分に時間をかけて丁寧に行ったものだ」とした。
中谷防衛大臣は「なので、手続きで何ら瑕疵があるものではないと考えており、一日も早く普天間飛行場の移設が完了するように全力をあげて工事の方も進めていきたい」と語った。（編集担当：森高龍二）
