被選挙権の年齢引き下げへ「法案出す」岡田代表

2016年01月11日 12:24

民主党の岡田克也代表は10日のNHK番組で「なぜ、20歳の市長や国会議員がいてはいけないのか。ドイツでは被選挙権が18歳」など例をあげ、選挙権が18歳まで引き下げられるのに続き、被選挙権の年齢引き下げに取り組む考えを示した。

 岡田代表は「被選挙権の年齢を引き下げるための法案も出していきたい」と語り「若者が政治の場に実際に入ることで政治が変わることが非常に期待できる」とした。

 また夏の参院選挙については「安倍政権の暴走を止め、歯止めをかける大事な選挙だ」とした。

 岡田代表は「我々は、国政選挙で3回連続して負けているが、自民党が支持されているわけでない」とし「低い投票率と野党の分裂などで(自民が勝っている)」旨を語った。そのうえで岡田代表は次期総選挙で政権にチャレンジできるようにしたいとした。

 また、憲法改正について「安倍総理は参院で3分の2の議席を確保すれば、必ず憲法改正すると確信している」と断言。

「緊急事態条項の追加ということもあるだろうが、憲法9条(戦争の放棄)の改正が安倍総理の念願なので、限定的な集団的自衛権でなく、海外で集団的自衛権の行使を幅広くできる国に変えるということ」と指摘。「3分の2は絶対阻止しなければならない」とした。(編集担当:森高龍二)