甘利大臣疑惑に野党相次ぎ「早期説明」求める

2016年01月24日 15:23

 甘利明経済再生担当大臣と秘書が千葉県内の建設業者から独立行政法人都市再生機構とのトラブルの口利きの見返りに2013年から15年にかけ、現金1200万円や飲食接待を受けていたとする週刊誌報道について、24日の与野党幹事長、書記局長らが出席したNHK日曜討論で、野党側から疑惑について甘利大臣が早期に説明責任を果たすよう求める声が相次いだ。また日本共産党の山下芳生書記局長は「国会が関係者を招致し、真相を解明すべき」と求めた。

 この日の番組で、維新の党の今井雅人幹事長は「週刊誌などは事前に(事実関係について議員)事務所に確認するので、甘利大臣が知らなかったというのはとても信じられない。(週刊誌の内容が)事実なら議員を辞めなければならないくらいの話だ」とした。

 おおさか維新の馬場伸幸幹事長は「さきの議運で甘利大臣は『きちんと調査し、27日に報告する』としているので、その結果について自身がどう判断されるのか、判断を待ちたい。ただ、国民の側からは政治家と金の問題に辟易していると思う。我が党は1月から企業・団体献金の廃止を行っている。企業・団体献金は政党助成金導入時に見直していくことを国民に約束していたので、この問題が片付けば、企業・団体献金の廃止を決めて頂きたい」と企業・団体献金の全面禁止の法定を求めた。

 社会民主党の又市征治幹事長は「安倍政権下で大臣の不祥事が続いている。報道通りなら『あっせん利得処罰法違反』『政治資金規正法違反』だ。議員辞職まで発展する問題で、総理の任命責任も問われる」と説明責任を果たすよう求めた。

 自民党の棚橋泰文幹事長代理は「甘利大臣は政治家としてしっかり説明責任を果たすと言われた。これに尽きると思う」とした。

 民主党の福山哲郎幹事長代理は「本人が(金銭を)受け取ったか、受け取っていないかの記憶があいまいということ自身、我々からすると考えられない」と強い不信感を示した。福山幹事長代理は「疑惑を晴らしてほしい。小渕大臣、松島大臣の時は辞任が非常に早かった。小渕大臣は大臣を辞任してから調査に入った。なぜ、甘利大臣は対応が違うのか」と、対応の違いにも疑問を呈した。そのうえで「25日に金銭授受の事実について明らかにするように求めたい」とした。

 これに棚橋幹事長代理は「急に25日と言われても、本人はダボス会議出席のためいないし、答えもない。大臣自身が今週明確にすると言っているので、国会戦術的なことを野党第1党がなさるのは残念だ」と反論。

 福山幹事長は「急に言ったことではない。先週から求めていたのに、先送りになっているから求めている」と金銭授受があったのかどうかだけでも早期に示すよう求めた。国会はこの問題で来年度予算案審議にも支障がでることが懸念される。(編集担当:森高龍二)