人質犠牲者に海賊対策・テロ特別委で黙祷

2013年01月28日 15:35

 衆議院海賊行為への対処ならびに国際テロリズムの防止およびわが国の協力支援活動などに関する特別委員会(海賊対策・テロ防止特別委員会)の委員長に就任した西村眞悟氏は委員会を代表して28日、「アルジェリア人質事件により、邦人10名を含む多数の尊い命がテロ行為により犠牲になったのは痛恨の極みであり、極めて卑劣・かつ許しがたい行為」と非難した。そのうえで委員全員が黙祷を捧げた。

 また、衆議院原子力問題調査特別委員会委員長に就任した森英介委員長は「東京電力福島第一原発事故からまもなく2年になるが、今なお、多くの方々が避難生活を余儀なくされており、その影響は甚大」とし、「わが国としては事故の教訓をしっかり踏まえ、原子力の利用・安全確保などに関して科学的、総合的に再検討することが求められている」と述べた。

 森委員長は「本委員会において、原子力行政が適切に推進されるよう監視していかなければならない。また事故後、わが国の原子力政策のあり方が国民的議論になっていることを踏まえ、本委員会において活発に議論し、その方向性を見出していくことが期待されている」と語った。(編集担当:森高龍二)