菅義偉官房長官は7日午前の記者会見で「本日午前9時31分頃、北朝鮮西岸より人工衛星と称する一発の弾道ミサイルが南に向けて発射された」と発表。「現時点では我が国の領域には落下していないと判断をしている」と語った。
菅官房長官は「1月6日の核実験に続いての今回の発射は、我が国を含む地域および国際社会の平和と安全を損なう安全保障上の重大な行為で、国連安保理決議等にも違反する。我が国は北朝鮮に対して厳重に抗議し強く非難する」と非難した。
また「官邸対策室で情報を集約するとともに、即座にEm‐NetやJ-ALERTを活用して国民への情報発信を行った」とし「内閣危機管理監の下に緊急参集チームを招集し対応の協議を行っている」と述べた。
菅官房長官は、今回の件で安倍晋三総理から「情報収集・分析に全力を挙げ国民に対し迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機、船舶等の安全確認を徹底すること、不測の事態に備え万全の態勢をとること」よう指示があったとした。そのうえで「政府としては総理指示を踏まえ、被害状況の確認を行うなど国民の安全と安心の確保について万全を期していく」とした。(編集担当:森高龍二)