菅義偉官房長官は29日夕の記者会見で、アルジェリア邦人に対するテロ事件の対応に関する第1回目の検証委員会を同日午後に開き、事件に対する政府の対応についての検証がスタートしたとするとともに「2月末をめどに検証結果を取りまとめたい」とした。
政府はその後に有識者懇談会を立ち上げ、検証結果を基に議論を深めてもらい、政府のとるべき対応について一定の結論を得たい考え。
菅官房長官は「この日の検証委員会冒頭で、安倍総理から今回のテロ事件の尊い犠牲を無駄にしないよう、海外で邦人企業が安心して活動できるように官房長官の下、政府一丸となって迅速に、今回の教訓を生かしていくようにとの指示があった」と語った。
菅官房長官は「私としても、海外でのわが国の経済活動や国際貢献の維持発展のため、在留邦人などの安全確保は極めて重要と考えている」とした。
検証委員会では関係省庁の局長クラスが集合した。それぞれが、今後、それぞれの部署での検証を行い、その結果を持ち寄り、さらに全体的な検証を進めいくことになる。(編集担当:森高龍二)