国土交通省は津波被害の軽減を図る対策のひとつとして、道路標識柱や門型柱など構造的に強度の強い道路施設に海抜表示シート(縦の寸法30センチ、色は青で白抜き文字で鮮明に分かるように工夫する)を設置するよう全国の地方整備局と北海道開発局、沖縄総合事務局に28日付けで指示した。都道府県、市町村など道路管理者に設置を促がしていく。
国交省では地盤から1.5メートルほどの高さに海抜情報を表示して提供することにより、津波などからの避難に役立ててもらいたいとしている。
また標示仕様については道路標識適正化委員会で調整のうえ決定することとしており、過去の被害実績や想定される浸水区域などを参考に海抜表示を行う区間や表示間隔も設定していく。(編集担当:森高龍二)