日本共産党の志位和夫委員長は「安保法=戦争法が施行された」とツイッターで29日発信。そのうえで「憲法違反の希代の悪法を存続させるか、廃止するか、参院選、総選挙の大争点になる」と支持を訴えた。
志位委員長は「憲法を無視した権力の暴走=立憲主義を破壊する政治を許すのか、立憲主義・民主主義を取り戻すのかも同時に問われる」とし「野党共闘を必ず成功させ、憲法破りの勢力を少数に追い込もう」と呼びかけている。
民進党の枝野幸男幹事長は安保法制について「立憲主義を壊すという禁じ手をやった。立憲主義を揺るがすということは、どんな立場からも許してはいけない」と強く非難した。
また自民党の谷垣禎一幹事長が安保法制について「時間をかけて審議した。今更蒸し返す必要はない」と発言したことへの受け止めを記者団から聞かれ「安倍晋三総理は安保法案成立の時点でも、まだ国民の理解は得られていないので理解を得られるように説明をしたいと言っていた。誰が言ったのでもない、安倍総理が言ったのだ」と指摘。
枝野幹事長は「廃止法案を国会で審議すれば、何よりもの国民に対する説明の場じゃないのか。さらに、われわれはあの時に出した対案、間に合わなかった対案について国会に法案を出している。その機会を生かし国民に説明して頂きたい。安倍総理の約束だ」と安保法制廃止法案の審議が安保法制蒸し返しになるとの認識を強く問題視した。
また、枝野幹事長は安保法制が施行になったため、施行になったことを受けた法案内容に則したものに廃止法案を修正し、4党で提出し直す必要があるので、その法案を出したら、速やかに審議に入って頂きたいと語った。(編集担当:森高龍二)