民進党の安住淳国対委員長は1日、TPP特別委員会の審議入りに「甘利明・前TPP担当大臣がいないことをいいことに『交渉した人がいないから分からない』などというのはあり得ない」と指摘するとともに「この国は独裁国家ではない。交渉のプロセスを明らかにできないのであれば、甘利氏を国会に連れてくるのは与党の責任」と交渉過程の資料開示と甘利前大臣の国会出席を強く求めた。
安住国対委員長は「。国民に開かれた場でこの交渉がどういうプロセスを経て、どういう結果をもたらすのか、農家や一般の消費者にどういう影響を与えるのかということを審議するのが国会だ。必要な資料を出してこなければ審議のしようがない」と述べ「すんなり審議に入れない可能性がある」とした。
特に、安住国対委員長は「甘利氏は個人で交渉していたわけではない。交渉のプロセスを日本政府が分からないはずがない」と政府が国会で経緯を含め、国民に説明していく責任を果たすべきとした。安住国対委員長は「国民のためだから、徹底的に追求していく」とした。(編集担当:森高龍二)