衆院北海道5区補選の投開票が24日行われ、事実上の与野党一騎打ちは与党に軍配があがった。
5区には自民党公認で公明党、日本のこころ推薦の新人・和田義明氏(44歳)と無所属で民進党、共産党、社民党、生活の党が推薦する新人・池田真紀氏(43歳)が立候補。
選挙の結果、和田氏が13万5842票を得て当選。池田氏は12万3517票と善戦したが約1万2000票差で及ばなかった。
5区は札幌市(厚別区)、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村がエリア。同選挙区選出の町村信孝氏(自民)が逝去したのに伴う補欠選挙で、当選した和田氏は町村氏の娘婿。保守地盤をきっちりまとめ当選した。ただ、札幌市厚別区と江別市、石狩市、北広島市では池田氏が勝利していた。一方、自衛隊駐屯地のある千歳、恵庭の2市で池田氏は1万票から6000票の差を和田氏に付けられていた。
今回の与野党一騎打ちの結果に、与党側は一応の安ど感を持ったようだが、一方で、夏の参院選挙で32あるすべての1人区が、今回の与党候補と野党共闘候補の一騎打ちになれば苦しい戦いになることも実感したもよう。(編集担当:森高龍二)