「マツダ・ロードスター」の累計生産台数が4月22日100万台達成

2016年05月04日 08:27

Mazda RoadSter

1989年、初代(ユーノス)ロードスター(写真左端)の登場以来、4世代の「マツダ・ロードスター」が生産累計100万台を突破した

 マツダは、「マツダ・ロードスター(海外名:MX-5)」の累計生産台数が4月22日に100万台に達したことを発表した。これは1989年4月に宇品第一工場で初代モデルの生産を開始して以来、27年での達成となる。

 「ロードスター」の100万台達成にあたり、マツダの小飼雅道(こがいまさみち)代表取締役社長兼CEOは、「初代の登場以来、これまで3度のフルモデルチェンジをしながら今日まで販売を続けることができたのは、世界中でロードスターを支持してくださっているお客様のおかげです。マツダは今年で創業96周年を迎えましたが、節目となる100周年に向かって、ロードスターを今後もマツダブランドを象徴する車としてお客さまに走る歓びをお届けすることで、お客様との間に特別な絆を持ち、選ばれ続けるオンリーワンのブランドになることを目指しています。」と述べた。

 マツダは累計生産台数が100万台達成できたことについて、オーナーやファンに、これまでの支援への感謝を伝えるために、100万台達成記念車を5月3日に開催される広島県最大級の祭典「第40回ひろしまフラワーフェスティバル」の花の総合パレードへ参加した。また、今後は日本国内、世界各国のファンイベントを巡回し、展示することを予定している。

 マツダは、1989年に米シカゴモーターショーにて初代(ユーノス)ロードスター発表。「ロードスター」は、「走る歓び」を訴求するマツダのクルマづくりを象徴する商品として長いライフサイクルを持つクルマだ。1989年の発売以来、ライトウェイトスポーツカー特有の“Fun(楽しさ)”を一貫して提供し、国や文化、世代を超えたさまざまなユーザーの支持を得ている。

 これまでに日本だけでなく、世界の国や地域で200を超える賞を受賞し、2000年には、2人乗り小型オープンスポーツカー生産累計世界一(53万1890台)」ギネス世界記録認定された。2015年に発表した4代目現行ロードスターは、「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」、2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞するなどグローバルに高い評価を獲得している。

 「ロードスター」は「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一のギネス世界記録を更新し続けており、今回の生産累計100万台達成を機に、新たな記録に挑戦するという。3月にニューヨーク国際モーターショーで、リトラクタブルメタルトップを採用した「ロードスターRF」発表したばかりだ。(編集担当:吉田恒)