自民党の谷垣禎一幹事長は17日の記者会見で、一般会計総額7780億円の補正予算成立に関連し「補正予算でできることは速やかに対応していかなければ」と迅速な対応、予算執行が必要とした。
谷垣幹事長は「一刻も早くきちんと執行し、被災者の方々に安心していただけるようにする。一番大きな問題は震度7の地震を2回経験し、家屋等の倒壊というのは、今までの災害に比べても非常に大きなものがある」としたうえで「被災者住宅、仮設住宅、その後の被災者のための住宅等々、どのようにして日々を暮していけるようにしていくのかというのが当面の大きな課題だ」と語った。
一方で「それから先のこともそろそろ展望を持っていかなければいけない」とし「非常に大きな地震だったので、経済や産業に与える影響も大きい。先のことをにらみながら、経済の過度の落ち込みなどを何とか防がなければいけない」と経済への対応についても万全を期さなければならないとの考えをうかがわせた。
また「インフラの復興もだいぶ進んできてはいるが、阿蘇大橋等々になると、非常に山崩れも大きいので、どのようにやっていくかというのは余震も続くなか、どう判断していくかというようなことがあると思う」とも語った。(編集担当:森高龍二)