ダブル選挙の可能性十分にあり得る 野田前総理

2016年05月24日 08:14

 民進党の最高顧問での野田佳彦前総理が23日のブログ(かわら版)で「衆院の解散・総選挙も(参院選挙と)同時に実施する『ダブル選挙』の可能性も十分にありえると思う」と書き込んだ。

 野田前総理は「熊本では約1万人もの人たちが厳しい避難生活を余儀なくされています。今後約2か月間は、震度6の余震を警戒しなければなりません。こんな時に解散するとしたら、人としていかがなものかと強く思います。普通は考えられません。でも、安倍総理ならやりかねません」とダブル選挙を視野に動く必要を発信している。

 野田前総理は「エンジン全開で全国を回ります。既に先週、新潟、愛知(2回)、福岡、山形でマイクを握りました。今後もフル回転で党勢拡大に努めます」と党勢巻き返しに挑む姿勢を強く伺わせている。

 一方、菅直人元総理も「参院選の32の1人区で、野党統一候補がほぼ出そろった。それに加え、ダブル選挙に備えて、衆議院の295の小選挙区についても野党統一候補の動きが急ピッチで進み始めた」とし「6月1日の会期末までにはダブル選かどうかがはっきりする」と発信した。G7伊勢志摩サミット、米国・オバマ大統領の広島訪問後の動きを注視している。(編集担当:森高龍二)