民進党の蓮舫代表代行は２３日の記者会見で、岡田克也代表が次期衆院選での共産、社民、生活の３党との候補者調整に関しても「勝てる可能性がある選挙区は一本化の努力をすべき」と言及したことについての受け止めを記者団に聞かれ「衆参ダブル選挙が相当な確率で近づいている」と現実的な見方を示した。
蓮舫代表代行はそのうえで「安倍政治を許さないという思いで勝てるところで、地域が協力できるところがあれば、それを進めていくというのが岡田代表の認識」と述べた。
また、参院選挙で３２ある１人区で、野党候補の１本化が進んでいることについて「三重と佐賀が残っていたが、それもまとまると聞いている。参院選では安保法制の強行採決を含め、憲法を踏みにじった部分で、国民の声を聴かない総理に対し『安倍政治を許さない』声をしっかり受け止めていくことが大事だ」とした。
また、内閣不信任案の検討について「野党に対して正直な国会運営ではなかった。本予算、補正予算の対応は、ずいぶん後手、後手であり、関連法案の提出の仕方も国会に対し誠実でなかった」などとし「不信任に値する材料はいくつもある」と答えた。（編集担当：森高龍二）
