民進党保守系の方々は納得?とけん制 石破氏

2016年05月22日 12:32

 石破茂地方創生担当大臣は今月18日行われた国会での党首討論について「彼我(ひが)の相違が鮮明になり、それなりに有意義なものだった」とそれぞれの党の考えの相違が国民にも伝わったのではないかと一定評価する受け止めをブログに書き込んだ。

 石破大臣は、この中で、特に民進党の岡田克也代表が対応を鮮明にした消費税の扱いと憲法9条に関する集団的自衛権の認識を取り上げ「野党共闘を意識してか、民進党・岡田代表の主張は、消費税率引き上げは延期する、不足分は国会議員の歳費削減と赤字国債で賄う、安保法制は廃止する等々、相当に共産党や(生活の党代表の)小沢一郎氏のそれに近いものでした」と指摘し、岡田氏の発言が野党共闘を意識したものとの認識を示した。

 石破大臣は特に安保法制に対して「選挙目当てのポピュリズム的色彩が濃く、民進党の保守系の方々は本当に納得しているのか、他党のことながら極めて訝しく感じられます」とけん制している。

 ブログでは、舛添都知事の問題にも触れ「事実関係がいまだ明らかでない以上、軽々な発言は控えなくてはなりませんが、都知事選挙当時、党本部幹事長として有権者に支持を訴えた者として深刻に受け止めております」と支持した立場として、事態を深刻に受け止めていると綴った。(編集担当:森高龍二)