紅茶飲料、新商品が続々と登場

2013年02月03日 08:53

  寒い季節になると毎年、ホット飲料商戦が激化し、晩夏から初冬にかけて各メーカーの新商品が相次いで発表される。毎回、特に注目されるのはコーヒーだが、ここ数年は緩和状態が続いており各社、苦戦しているようだ。また、紅茶市場も同様だが、安定した販売数は確保しているようだ。

  キリンビバレッジは、食品マーケティング研究所調べ(2011年実績)で紅茶飲料のNo.1ブランドとなった「キリン 午後の紅茶」から、爽やかな飲み心地が楽しめる本格無糖紅茶「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」を2月19日から全国でリニューアル発売する。

  1986年の発売以来、常に国内の紅茶飲料市場をリードし続けるキリンビバレッジの「キリン 午後の紅茶」のなかで「午後の紅茶 おいしい無糖」は、食事に合う無糖紅茶として、2011年に発売して以来、新たな紅茶の飲用シーンを拡大。2012年の累計販売数量は509万ケースを突破、「午後の紅茶」ブランド3年連続過去最高の販売数量となる4,561万ケース達成を牽引している。今回、リニューアルした「午後の紅茶 おいしい無糖」は、軽やかで清々しい香味のダージリン茶葉を従来品よりも1.4倍使用した、本格紅茶の味わいと爽やかな飲み心地が特長の無糖紅茶。鮮度管理した「フレッシュカット茶葉」を使用し、すっきりとしたおいしさを実現している。また。 パッケージは、金色の大きな葉を中央に堂々と配置したデザインはそのままに、さらに茶葉のイラストを印象的にあしらうことで、ダージリン茶葉の清々しさを表現している。

  ダイドードリンコ は、2013年春夏の新商品として、「Ti―Ha ミルクティー」、「Ti―Ha レモンティー」を、2月25日より、全国の自動販売機等で発売する。「Ti―Ha」シリーズは、商品の品質と味わいにこだわり続けるダイドードリンコの紅茶ブランド。紅茶の旬にあたる“クオリティーシーズン”に、一葉一葉丁寧に手で摘んだ“手摘みリーフ”を100%使用し、茶葉本来の味わいを引き出した本ブランドは、紅茶を楽しみたい消費者に人気が高い。発売以来、様々なラインアップを展開することで紅茶市場におけるブランド形成を進め、独自のポジションを築いている商品だ。2013年春夏の新商品は、ロゴを刷新するなどシリーズとしての統一感を強め、更なるブランドの認知拡大を狙う。

  また伊藤園 は、ミルクティーにヨーグルトを加えた新感覚の紅茶飲料「TEAS‘ TEA ヨーグルトティー」を、昨年12月より全国で販売している。「TEAS’ TEA ヨーグルトティー」は、なめらかな口当たりと濃厚なコクを引き出しながらも、爽やかな後味に仕上げるため、ミルクティーにヨーグルトを加えた新しい味わいの紅茶飲料に仕上がっている。ヨーグルトには、ほんのりと甘く、酸味のある味わいのチチヤスヨーグルトを使用。容器には、なめらかなヨーグルトティーのミルク感のある色合いを訴求するため、新形状の450mlペットボトルを採用しているという。

  嗜好飲料として男性はもちろん、女性にも人気が高い紅茶飲料。コーヒー同様、紅茶も各社、基幹ブランドを目指し、様々な商品の開発に尽力すると考えられる。今後の商品展開にますます期待したい。(編集担当:宮園奈美)