自衛隊は国際法上「軍隊扱い」と安倍総理

2013年02月01日 17:59

 安倍晋三総理は1日の参議院本会議で民主党のツルネンマルティ議員から「なぜ、自衛隊を国防軍にかえる必要があるのか」と質され「自民党の憲法改正草案においては自衛隊を国防軍として位置付けることとしている」と国防軍としての位置づけを憲法改正時には行いたい考えを示したうえで、現行において「自衛隊は国内では軍隊とは呼ばれていないが、国際法上は軍隊として扱われている」とし「わたしたちはこのような矛盾は実態に合わず、解消することが必要と考えている」と答えた。

 そのうえで、安倍総理は「シビリアンコントロールの鉄則をかえるつもりはないし、憲法の平和主義や戦争の放棄も、全くかえるつもりはない」とした。

 また、憲法改正については「党派ごとに異なる意見があるので、多くの党派が主張している憲法第96条(改正条項)の改正に取り組んでいく」と語った。(編集担当:森高龍二)