民進党の長妻昭代表代行は参院選で改憲勢力が3分2を占めれば、即、憲法改正になるとの危機感を強めている。
長妻代表代行は15日の都内での街頭演説でも「参院選で自民、公明両党とその補完勢力で3分の2を獲得すると、今年中にも憲法改正になってしまうのでは」と強い懸念を示した。
改憲を懸念する最大理由は自民党が憲法草案で(1)憲法97条の基本的人権(基本的人権の永久不可侵)について定めた条文を全文削除(2)「公共の福祉」という文言を「公益」「公の秩序」に変えている(3)憲法9条2項の戦力不保持の規定が削除され、「国防軍設置」が明記されているなど。長妻代表代行は「歯止めをここでかけなければ相当危うい」と提起する。
また、厚生労働大臣を務めた長妻代表代行は「長時間労働、ブラック企業を野放しに非正規雇用が4割は異常。人をこれ以上使い捨てにするな」と大企業優遇、富裕層優遇の安倍政権を問題だとした。(編集担当:森高龍二)