民進党の山尾志桜里政調会長は、遊説先の街頭演説で「お金持ち優遇のアベノミクスでなく、普通の人から豊かになろう。共に生きる社会をつくろう」とアピールした。
この中で、山尾政調会長は「民進党は社会変革に64本の議員立法を提出しているが、民進党の対案を審議拒否し、今頃になって『批判ばかり』という批判しかできないのが安倍総理」と批判ばかりで、対案を出さないとする総理の民進党批判に反論した。
山尾政調会長は「日本経済の実質成長率は0.8%。民主党政権時の1.7%の半分に落ちている」と指摘し「アベノミクスはお金持ちを大金持ちにしたが、(働く人の)実質賃金をどんどん下げ、普通の人の暮らしを困らせている」とした。
衆院議員の前原誠司元国土交通大臣(党ネクスト財務金融担当大臣)は安保法制を取り上げ「憲法に合致したものでなくては法治国家でなくなる」とアピール。「ごり押しを進める政治を本当に認めてもいいのか」と安倍政権の政権運営を問題提起した。(編集担当:森高龍二)