高村副総裁のデマ発言に岡田代表非難

2016年07月07日 08:32

 改憲勢力が参院で3分の2をとれば、安倍晋三総理は憲法9条の改正をしてくると街頭演説で平和憲法を守る必要があると危機感を民進党の岡田克也代表が訴えていることに対し、自民党の高村正彦副総裁が「デマ」と言っていることに対し、岡田代表は6日の記者会見で「選挙の後、憲法9条改正を手掛けることはないと断言するなら、そう言えばいい。言えないなら発言の撤回を求める」と高村副総裁の発言を強く非難した。

 岡田代表は安倍総裁(総理)あてに出した公開質問に答えないことにも問題だとしたうえで「低年金者への給付金制度、介護保険料の保険料軽減措置などを先送りするのかどうか明言する責任がある。私は、(自公政権は)やらないと思っているが、そういうことは正直に言うべきだ」と明確にすべきだと求めた。

 また、マスコミに対して「都知事選に電波ジャックされているが、日本の分岐点の非常に重要な参院選の投票日をまもなく迎える。メディアの皆さんに、そのことが国民のみなさんに伝わるよう努力願いたい。自民の作戦にやすやす乗って協力することのないように」とアベノミクスに並ぶ最大争点が「憲法改正」にあることを強調した。(編集担当:森高龍二)