安倍晋三総理は14日から16日まで、モンゴルを訪ね、アジア・欧州会議(ASEM)第11回首脳会合に出席する。
菅義偉官房長官が12日、発表した。菅官房長官は「首脳会合で安倍総理はテロ、国際経済や地域情勢など、アジアと欧州の共通の課題に関する日本の立場と取り組みについて発信するほか、各国首脳と会談する予定」と語った。
また「モンゴル国を公式訪問し、エルベグドルジ大統領との間で首脳会談を行う」とした。アジア・欧州会議はアジア側メンバー(21か国と1機関)、欧州側メンバー(30か国と1機関)の51か国と2機関で構成。アジア・欧州両地域の協力関係強化を目的としている。
外務省によると、ASEMでも政治の分野ではアジア・欧州共通の関心事項について対話が行われ、議長声明等の文書が発出される特別な場になっているという、特に「近年はテロ、エネルギー安全保障、防災等グローバルな課題が採り上げられてきているほか、形式にとらわれない非公式会合であることから、民主主義、人権、法の支配、言論の自由等の基本的価値に関する問題についても自由な意見交換が行われてきている」という。
安倍総理は11日の自民党での記者会見で「ASEMにおいても、アジアとヨーロッパの国々が一致して、テロ根絶に向けて緊密に連携する。その明確なメッセージを世界に向けて発信したい」と対テロ対策についてもリーダーシップを発揮していきたい旨を示していた。(編集担当:森高龍二)