臨時国会を早期に開くよう政府与党をけん制

2015年10月31日 08:56

 民主党の岡田克也代表は政府・与党が安倍晋三総理の外遊日程などを理由に臨時国会を開く意向を示さないことに「憲法53条に、衆院または参院の4分の1以上の国会議員による国会の開会要求があった場合、国会を開会しなくてはならないとあるのに、政府は言い訳を重ねている。もし開かれないのであれば憲法53条の意味がない」と強くけん制した。

 岡田代表は「そういうことをやるのが現政権。閉中審査も何日かやるだろうが、大臣も代わった、新3本の矢もTPPもある」と臨時国会で聞くことはたくさんあると国会召集を求めた。

 政府与党は1月4日に通常国会を召集するもようで、これを理由に臨時国会を先送りし、喫緊の課題山積の中で、議論は閉会中審査で乗り切る構えだ。ただ、その場合は2か月以上も本格的な国会論戦が先送りされることになる。(編集担当:森高龍二)