障がいを持つ女子のためのメディア「Co-Co Life 女子部」とヤマハ発動機が電動車いすユーザーの”行動力“を後押しする-「YAMAHA JW GIRLS Meeting 2016」

2016年07月28日 12:19

jw

「JW」の新作スポークカバーに「女子」の視点から意見を出す

 二輪車やマリン製品のイメージが強い、輸送用機器製造メーカーのヤマハ発動機<7272>だが、車いす用電動ユニットの販売においても、国内で高いシェアを持つ。「感動創造企業」を理念に掲げるメーカーとして、力を入れている分野でもある。車いす用電動ユニット「JW」シリーズを通して、電動車いすの「感動体験」をユーザーに提供している。

 東京都港区のカフェで開催された「2016 YAMAHA JW Girls Meeting」は、障がいを持つ若い女性を応援するフリーマガジン『Co-Co Life☆女子部』編集部の協力のもと、ヤマハ発動機が開催した若い女性のJWユーザーのためのイベント。同社によると、このようなユーザー参加型のイベントの企画は、今回が初めてとのこと。

 都内のカフェに集合した、10~30代の女性12名は、電動車いすに乗り、好奇心旺盛でアクティブな日常を送っている。今回のイベントに参加するために、遠方から電車を乗り継いで来た女性もいる。参加者のひとりである10代の女性に、このイベントに興味を持った理由を聞くと「プロのメイクに興味があって参加しました。普段は100パーセントのインドア派だけど、友達にこのイベントを紹介されて、これは行かなきゃと思って来ました。」という返答をもらえた。

 このイベントのテーマは「わたしたちビューティ&アクティブ~ノーマライゼーションの一歩先へ~」。車いすに乗っていても、女子らしく、おしゃれをして、カフェでスイーツを食べて、ライブへ行きたい。会場では、そんな彼女たちの?女子力“と?行動力”に応える、プロのメイクアップアーティストによるメイクとヘアスタイリング、カフェのスイーツを提供するとともに、電動車いす利用時の体験などを共有する「車いすあるある座談会」の時間を設けた。「車いすに乗っていて、こんなことがある、あんなことが起きる」という「あるある話」をする中で、電動車いすに対する率直な要望・不満も聞き取り、商品改良の参考にする。

 座談会では、電動車いすの附属品であるスポークカバーの実物を見せて、柄・色に対する意見を募る試みも行われた。会場に集まっている参加者は、メイクにも流行のファッションにも興味がある、「女子力」の高い女性揃い。カバーにも「この柄とこの色、というように、自分で色と柄を組み合わせることが出来たらいいのに」など、「女子力」を感じさせる意見が続々と出ていた。また、「ドルマンスリーブの服を着たくても、袖が引っかかって危ないから着られない」「ロングスカートの裾が巻き込まれる」「バッテリーが後ろにあると買い物をしたときに荷物を載せる場所がなくなる」など、彼女たちの実体験に基づく電動車いすの「あるある」話も次々に出た。

 もともとアクティブな性格の参加者が多く集まったイベントではあるが、共通して聞かれたのは「電動車いすに乗ったことで、更に行動的になった」というもの。アイドルのライブが好きで、休日も家でじっとしていることがないという一人は「電動車いすにしてから、もっと遠くへ行くようになった」という。「バッテリーは1個で30kmしかもたないから、いつも予備バッテリーを持って出かけるんですよ、途中でなくならないかといつも心配で」と笑顔で話していた。

 今回のイベント参加者は、「「手動」と「電動」の良さを併せ持つ新しい車いす」であるヤマハ「JW」シリーズを、普段の生活で使いこなしている層とも言える。初開催ではあるが、「YAMAHA JW GIRLS Meeting 2016」は、電動車いす用ユニット「JW」シリーズの性能向上に関する貴重な意見収集の場になり、電動車いすを利用するアクティブな女性が今以上に増えることを予感させるイベントにもなった。(編集担当:井之上綾真子)