第3次安倍第2次改造内閣 防衛相に稲田氏

2016年08月04日 06:12

 安倍晋三総理は3日、内閣改造を実施。留任が決まった菅義偉官房長官が「第3次安倍第2次改造内閣」の閣僚を発表した。菅官房長官は沖縄基地負担軽減も担当する。

 改造内閣では稲田朋美前自民党政調会長を「防衛大臣」に起用したほか、丸川珠代前環境大臣を「五輪担当大臣」に、また安倍総理が『最大のチャレンジ』と位置付ける『働き方改革』の担当大臣を創設し、加藤勝信一億総活躍担当大臣に兼務させる人事となった。

 このほか、麻生太郎副総理・財務大臣、高市早苗総務大臣、岸田文雄外務大臣、塩崎恭久厚生労働大臣、石原伸晃経済再生担当大臣は留任。公明党から石井啓一国土交通大臣も留任となった。

 一方、業界団体から現金を受け取っていた森山裕・前農林水産大臣に代わり、TPP問題など重要な役割を担う農林水産大臣には9期目のベテラン・山本有二衆院議員を起用。先の参院選挙で落選した岩城光英・前法務大臣に代わり法務大臣に金田勝年衆院議員。同様に落選した島尻あいこ・前沖縄・北方担当大臣に代わり沖縄・北方担当大臣に鶴保庸介参院議員を起用。

 また、香典支出問題が追及された高木毅・前復興大臣に代わり復興大臣に今村雅弘衆院議員。環境大臣には山本公一衆院議員。地方創生担当大臣には山本幸三衆院議員。経済産業大臣には世耕弘成参院議員。文部科学大臣には松野博一衆院議員を起用した。国家公安委員長には松本純衆院議員が起用された。