聯合ニュースは24日「北ミサイル 実戦配備に大きく前進か=500キロ飛行」の見出しで「韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が24日午前5時半ごろ、東部の咸鏡南道・新浦付近の海上から『潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)』1発を発射したと明らかにした」と報じた。
潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験は先月9日以来となる。24日は日中韓外相会議が行われるほか、韓国では今月22日から米韓合同防衛軍事演習が始まっている。北朝鮮は米韓演習に強く反発していることから、この姿勢を表現したものとみられる。
報道では「東海(東シナ海)を500キロ飛行し、日本の防空識別圏を80キロほど入った海上に落下したもよう」としている。また「これまでの発射実験で最も長い飛行距離で、合同参謀本部は『以前の数回の発射実験に比べ進展したとみられる。現在、韓米が詳しく分析中』と述べた」と伝えた。
安倍晋三総理は同日の北朝鮮のミサイル発射を受け、午前5時35分に「情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと。航空機、船舶等の安全確認を徹底すること。不測の事態に備え、万全の態勢をとること」と3点について指示した。(編集担当:森高龍二)