佐藤正久元防衛大臣政務官は24日朝、ツイッターに「午前5時30分頃、日本海上で、北朝鮮が東海上で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を試験発射したと韓国合同参謀本部が発表」と書き込んだうえで「韓国へのTHAADミサイル配備に加え、日米韓外相会談への反発、牽制の意味もあるのでは」との見方を示した。
北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験は先月9日に行ったほか、今月3日には車載型のノドンの発射実験を行っており、このミサイルは約1000キロ飛翔し、能登半島沖の日本の排他的経済水域内に着弾したとみられている。
今回のSLBMは聯合ニュースが韓国軍合同参謀本部の発表として伝えるところでは、東シナ海を500キロ飛行し「日本の防空識別圏を80キロほど入った海上に落下したもよう」という。
佐藤参議院議員は今月3日の車載型ノドンが発射された際「このタイプの弾道ミサイルが発射される兆候を事前に掴むことは非常に難しい。北朝鮮は日本を奇襲攻撃することもできる」とし「24時間対応できる体制を取ることを真剣に考える時期にきている」とツイッターで発信していた。
稲田朋美防衛大臣は8日、24時間体制で北朝鮮ミサイルについて迎撃できる破壊措置命令を出しており、状況判断しながら、3カ月ごとに更新していくことにしている。またTHAAD配備も視野に米国と検討しているもよう。(編集担当:森高龍二)