稲田朋美防衛大臣は神奈川県の海上自衛隊横須賀基地を視察後の会見で「できるだけ早い時期に沖縄を訪問したい」と語った。
また米海軍幹部と懇談したことを記者団に問われ「アジア太平洋地域を取り巻く環境の厳しさにおいて、日米同盟が非常に重要であること、北朝鮮のミサイルに関しては日米のみならず、日米韓の連携が重要であることなどを話した」と語った。
また「東アジアの南シナ海、東シナ海における動きについて法の支配を貫徹させていく重要性についても話した」と語った。
稲田大臣は、尖閣諸島周辺の中国の活発な動きに「中国の軍艦が初めて6月に接続水域に入ってきたことなど非常に厳しさは増していると思う」とし「日本の防衛に万全を尽くす、さらに日米同盟を強固なものにする、しっかりと情報分析も進めていく」とした。また「しっかりと冷静に対処していくことが重要と思っている」と中国がエスカレートすることのないよう対応する必要も語った。
このほか日米同盟の抑止力を高めていくため、どのような取り組みが必要と考えるかとの問いに「三つある。一つは、わが国自身の防衛能力をしっかりと高めていく、二つ目は日米同盟を強化していく、三つ目は関係諸国、近隣諸国、日米韓、中国との間でも連携を図っていくということが重要と思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)